HAPPY PET LIFE!! 〜部屋とペットと私〜②
今回は実際にマンションでペットを飼っている飼い主さんと、池田動物病院にお務めの獣医・瀬戸山綾子(リョウコ)先生のしつけに関するQ&A。マンションでペットを飼うこと…もちろん楽しいこともたくさんありますが、やはり想像以上の苦労もあるようで…。
まずは猫を飼っているAさんからの質問。
Aさん/ウチは2匹の猫を飼っています。マンションは全室フローリングなのですが、床やソファなどの家具で爪とぎをされてキズだらけ…(;;)どうすればいいのでしょうか?![]()
瀬戸山先生/爪とぎは猫にとってマーキングの一種です。猫の精神状態が安定しない時に、そういう異常行動を見せることがあります。猫の精神状態を安定させるため、お家でできることといったら、今はフェロモン剤がオススメです。部屋中にフェロモンを拡散させることができる芳香剤タイプもあるので、猫はその匂いを嗅ぐとリラックスできることがあります。もちろん、人間は分からない程度の匂いですよ。あとは、爪とぎをやられちゃ困る場所・物には、爪とぎをしても大丈夫なもの(不要な布や板など)を置いておくなど、飼い主が猫に合わせてあげて、猫が安心できる居場所を作ってあげるのも対策の1つですよ。しつけって言っても人間が無理に押しつけるのは、“自由気まま”な猫の性質もあるので難しいですよね。
Aさん/あと、私の靴に“そそう”するんです。ネコ用のトイレはちゃんと用意してるのですが…。
瀬戸山先生/Aさんの靴の匂いが気に入っているのかもしれないですね。その匂いで“オシッコ=マーキングをする場所”と条件づけられているかもしれないし。あと、今まではちゃんとトイレで出来てたのに、急にそれができなくなったって時は、まず、トイレでしなくなったのは何が原因なのかを考えてみて下さい。最近ストレスがたまるようなことはなかったか…とか、トイレの素材が気に入らないのかも…とか。これは犬のトイレに関しても共通ですね。トイレの素材を変えてみたり、場所を変えてみたり、その子がよくそそうする場所にトイレを置いたり…、そういう工夫が必要になってきますよね。それでもダメな時にはさっき言ったフェロモン剤のスプレータイプもあるので、そそうされては困る場所に吹きかけておくと、そこにはマーキングしなくなるって話もよく聞きます。ただ、そこにしなくなってもまた別のところにするってこともあるみたいですけどね(^^;)。フェロモン剤は池田動物病院でも販売していますよ。
猫のストレスに関しては、必要であれば…ですが、日本では一般的ではありませんが、アメリカなどでは人間に使う坑うつ剤を猫に投与したりする場合もあります。でも、やはりしつけをするにあたっては、ペットの問題行動が起こる原因が何なのかということを確かめるのが先です。人の出入りが多すぎたりしても、それだけで猫ってストレスがたまって問題行動を起こしたりもしますから、まずは原因除去、次に環境改善、そしてしつけの順だと思います。
お次は犬を飼っているBさんからの質問。↓
